世界3位の液晶パネルメーカーである台湾の友達光電（AUO）がスロバキア北西部のトレンチーン市に建設した新工場が間もなく稼働する。同市のRybnicek市長によると、6月28日に開所式が行われる予定だ。現地通信社TASRがこのほど報じた。
\AUOは2009年にトレンチーン工場の建設を発表し、10年に着工した。投資規模は1億9,130万ユーロ。新工場では大型液晶モジュールを中心に生産し、欧州市場のシェア拡大を目指す。2013年末までに1,300人を雇用する予定のほか、間接的な雇用効果も2,000人に上るとみられている。
\スロバキアにはすでに、液晶関連の大手企業が多く進出している。サムスン電子はトルナバで液晶パネル及びモジュールを生産。電子機器受託製造サービス（EMS）大手である台湾の鴻海精密工業は、昨年ソニーからニトラ工場を買収し、ソニーの欧州向け液晶テレビを生産している。
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