米フォード・モーターは、ルーマニア南西部のクライオバ工場で小型MPV「B-Max」の試験生産を開始した。現地通信社メディアファクスが12日、フォードに近い筋の話として伝えた。
\B-Maxは、人気のサブコンパクトカー「フィエスタ」をベースにした新型車。フォードは今夏、70台のB-Maxを生産する計画。主要部品はドイツ工場から調達する。完成したB-Maxは、ベルギーのロンメル性能試験場に送られ、試験終了後に解体されるという。B-Maxの本格生産は来年にクライオバ工場でスタートする。フォードは2008年にルーマニア政府から南西部クライオバの自動車組み立て工場の株式72.4%を買収。09年9月からライトバン「トランジット・コネクト」の生産を行っている。
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