2011/6/22

チェコ・スロバキア

VW、ブラチスラバに車体プレス工場を建設

この記事の要約

欧州自動車最大手のフォルクスワーゲン(VW)がスロバキアを生産拠点として強化する。同社は15日、首都ブラチスラバに8,500万ユーロを投資して乗用車の車体プレス工場を建設する計画を明らかにした。2013年第3四半期の稼働 […]

欧州自動車最大手のフォルクスワーゲン(VW)がスロバキアを生産拠点として強化する。同社は15日、首都ブラチスラバに8,500万ユーロを投資して乗用車の車体プレス工場を建設する計画を明らかにした。2013年第3四半期の稼働開始をめどに、今年後半に着工する。

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VWのブラチスラバ工場では高級モデルのVW「トゥアレグ」、アウディ「Q7」、ポルシェ「カイエン」およびシュコダ「オクタビア」を生産している。2010年の生産台数は14万4,500台で、前年比36%の大幅増産となった。99.3%が輸出向けで、ドイツが全体の36%を占めたほか、中国(18.9%)向け輸出も好調だった。

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今年末には新しく導入する小型モデルの生産も開始する。VWはこれまで小型車に消極的だったが、経済危機を境に小型車の需要が高まっていることからこの商品ラインナップを強化する方針だ。スロバキアでは韓国の起亜自動車や仏PSAプジョーシトロエンが数年前から小型車の生産を行っている。

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