2011/7/6

ポーランド

米マコーミック、ポーランド同業を買収

この記事の要約

香辛料世界大手の米マコーミックは6月末、ポーランド同業カミスを2億9,100万米ドルで買収すると発表した。カミスを通して中東欧市場での事業拡大を加速させる。今年9月の買収完了を予定している。\ カミスはポーランド香辛料市 […]

香辛料世界大手の米マコーミックは6月末、ポーランド同業カミスを2億9,100万米ドルで買収すると発表した。カミスを通して中東欧市場での事業拡大を加速させる。今年9月の買収完了を予定している。

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カミスはポーランド香辛料市場最大手で、2010年の売上高は1億500万米ドルに上る。国内市場シェアはスパイスが45%、マスタードが30%に上り、ロシア、ルーマニア、ウクライナにも子会社を構え国際事業も強化している。

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現地日刊紙『ジェチポスポリタ』が消息筋の情報として伝えたところによると、マコーミック以外にも競合2社が同社買収に関心を示し獲得競争があったもようで、最終合意した買収価格はマコーミックが当初提示した価格を約3分の1上回った。

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マコーミックにとってカミス買収は、2008年にユニリーバから香辛料ブランド「ローリー」を買収(6億400万米ドル)して以来の大型買収。同社は新興市場の売上シェアが10年の9%から12年には12%に拡大すると予想している。

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