独エンジニアリング大手のボッシュが19日、開発センターや事業部門を統合する新拠点をブダペストに建設するプロジェクトの第一段階として、開発センターの起工式を行った。現地通信社MTIによると、投資額は60億フォリントで、2013年初めの完成を予定している。9月下旬にはミスコルチの自動車部品工場が落成するなど、ハンガリー事業拡大に向けた基盤整備が進んでいる。
\新事業拠点は05年に開設した開発センターに隣接する3万2,000平方メートルの敷地に建設される。現在約600人の技術者を擁するブダペスト開発センターはボッシュの重要な戦力で、今年の研究開発費は昨年を10億フォリント上回る120億フォリントに上る。工事の第2段階は12年に着工し、14年に完成する予定。新拠点にはボッシュの自動車部品、電動工具など事業部門と管理部門が置かれるほか、傘下の油圧機器大手ボッシュ・レックスロスがハンガリー本社として販売、製造部門、物流センター、サービスセンターなど統合する。
\ボッシュのハンガリー事業の2010年の売上高は前年比27％増の4,010億フォリント、そのうち国内売上高は8％増の1,180億フォリントだった。（1HUF＝0.35JPY）
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