2011/10/26

ハンガリー

マジャールテレコム、250人を追加削減

この記事の要約

ハンガリー通信最大手のマジャールテレコムは18日、来年の人員削減で労働組合と合意に達したと発表した。経営効率化の一環で、250人を解雇する。契約満了で退任する取締役と定年退職者を加えると、人員を今年6月末時点と比べて約3 […]

ハンガリー通信最大手のマジャールテレコムは18日、来年の人員削減で労働組合と合意に達したと発表した。経営効率化の一環で、250人を解雇する。契約満了で退任する取締役と定年退職者を加えると、人員を今年6月末時点と比べて約3%減らすことになる。

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今回の人員削減は今年上半期に実施された254人の削減に続くもの。対象者の多くは年末で退職することになる。また、経営体制をスリム化するために管理職を24%減らす。

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マジャールテレコムでは、来年の人件費(退職手当と資産計上分を除く)が2010年の1,115億フォリントから34億フォリント縮小するとみている。退職手当などのリストラ特別費は26億フォリントで今年第4四半期に計上する予定だ。

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マジャールテレコムと労組はまた、来年は基本給を据え置くことでも合意した。賃金が平均以下で、所得税法の変更により手取り給与が下がる従業員についてはその分を補償する。管理職は諸手当をカットする。

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マジャールテレコムは今後も、経営効率改善を目指し、外的条件を考慮に入れながら追加的措置を実施する方針だ。(1HUF=0.35JPY)

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