2012/7/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

EU、モンテネグロと加盟交渉を開始

この記事の要約

欧州連合(EU)が29日、モンテネグロとの加盟交渉を開始した。26日の欧州担当閣僚会議での合意に基づき、27、28日の欧州首脳会議で正式に決定したことを受けたものだ。\ ルーマニアとブルガリアが加盟の条件となった司法制度 […]

欧州連合(EU)が29日、モンテネグロとの加盟交渉を開始した。26日の欧州担当閣僚会議での合意に基づき、27、28日の欧州首脳会議で正式に決定したことを受けたものだ。

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ルーマニアとブルガリアが加盟の条件となった司法制度の事後整備をいまだに完了させていない経験に基づき、EUは交渉で内政・司法政策に関する項目を優先させる方針だ。改革に必要な時間を十分に確保する狙い。司法の中立性確保や汚職・組織犯罪対策などが主な課題となる。

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司法制度の審査では、組織犯罪の実態について欧州刑事警察機構(ユーロポール)が作成する調査報告書も参照する。これはスウェーデンの提案で導入されたもので、加盟に先立ちこのような調査が行われるのはモンテネグロが初めての事例となる。

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モンテネグロは2006年にセルビアとの連合を解消して独立した。旧ユーゴ連邦構成国で加盟交渉の段階に到達したのはスロベニアとクロアチアに続き、モンテネグロが3番目。スロベニアは2004年に加盟し、クロアチアも来年7月にEUの一員となる予定だ。

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