ロシアのビジネス誌『エキスパート』が発表した2011年の大手企業上位400社の純利益は1兆4,000億ルーブル（約350億ユーロ）となり、前年から23.4％増加した。（巻末に参考グラフを掲載）
\小売業の純利益は、所得水準の上昇を背景とした消費支出の拡大の恩恵を受け前年比30.1％増となった。銀行の純利益は消費者金融の好調がけん引して17.5％拡大した。消費者ローンの貸付残高は11年に36％の伸びを見せている。機械製造業は自動車生産の拡大が貢献し、36.2％と過去10年で最高の利益成長率を達成した。また、世界的な資源価格の上昇を追い風に石油・ガス業は29.1％の増益となり、建設業はウラジオストクでのアジア太平洋経済協力会議（APEC）やソチ五輪などのビッグイベント開催に伴う建設プロジェクトの増加で46.8％と大きな伸びを示した。
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