2013/1/16

ロシア

ガスプロムとノヴァテクがLNG合弁設立

この記事の要約

ロシア天然ガス大手のガスプロムとノヴァテクは11日、液化天然ガス(LNG)事業で合弁会社を設立することで合意した。ヤマル半島でガス田開発やLNGの生産拡大に取り組む方針で、まずは実現可能性調査を行ったうえで具体的な事業計 […]

ロシア天然ガス大手のガスプロムとノヴァテクは11日、液化天然ガス(LNG)事業で合弁会社を設立することで合意した。ヤマル半島でガス田開発やLNGの生産拡大に取り組む方針で、まずは実現可能性調査を行ったうえで具体的な事業計画を策定。年内にも設立にこぎつけたい考えだ。出資比率はガスプロム75%、ノヴァテク25%を予定している。

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今回の合意は両社が昨年4月に締結したLNG合弁設立に関する協力協定に基づくもの。ヤマル半島は世界最大の天然ガス産地で、ロシアの天然ガス生産量の84%、世界全体の同約17%を占める。ガスプロムがヤマル半島に所有するガス田の推定埋蔵量は15億6,000万立方メートルに上る。

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ガスプロムのアレクセイ・ミラー社長によると、LNGの主要輸出先としてアジア・太平洋地域を想定しており、北極海の航行が可能な専用のLNGタンカーを建造する予定だ。

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13年は230億ドルを投資

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同社の取締役会は先月、2013年に7,054億1,000万ルーブル(約230億米ドル)を投資する計画を承認した。

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投資の内訳は設備投資が6,584億5,500万ルーブル、長期金融投資が469億5,500万ルーブル。設備投資のうち6,551億5,800万ルーブルはガス田開発に、32億9,700万ルーブルは固定資産の取得に充てる。

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2013年の収入は5兆1,010億ルーブル、債務・支出・投資は5兆2,510億ルーブルを見込んでいるほか、コスト削減策の実施で144億ルーブルの節減を達成するとしている。

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