ロシアのファッション通販サイト・ラモダ（Lamoda.ru）が1億3,000万米ドルの資金調達に成功した。ロシアのEコマース企業の調達額としては、2011年のオゾン（1億ドル）、昨年のアヴィト（7,500万ドル）を上回り、過去最高額となる。米国や西欧に追いつきつつあるロシアEC市場に対する投資家の関心が高まっている。
\ラモダは衣料品のネット販売サイトで、ドイツのECベンチャーキャピタル、ロケット・インターネットの支援を受けている。新規調達資金でサービスの全国展開を加速し、翌日配達サービスの整備を図る。
\今回ラモダに投資したのは、ロケット・インターネットの株主でもある3社だ。ロシア系の米国実業家レオナード・ブラヴァトニク氏の投資会社アクセス・インダストリーズが1億3,000万ドルの半分以上を出資し、残りを米サミット・パートナーズ、独テンゲルマン・ベンチャーズが投資したという。
\以前にラモダに資金を提供したJPモルガン・チェイスとスウェーデンのABヒンネヴィーク（Kinnevik）も、ロケット・インターナショナルへ資本参加している。
\ロシアのオフライン衣料品市場規模は500億ユーロで、年間成長率は推定5～7％。ラモダは10都市で宅配業者と直接提携することにより、翌日配達サービスを実現した。
\ロシアの地方では衣料品の選択肢が小さく、ラモダでは好みに合う商品を求める消費者の需要に期待をかけている。
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