仏ルノーのルーマニア子会社ダチアが12日発表した2013年12月通期決算の売上高は、前期比45％増の184億レウ（41億6,000万ユーロ）に拡大した。ルノーの部品輸出事業ルノー・アンドゥストリ・ルマニ（RIR）を完全子会社化したことが急増につながった。これによりダチアは、売上規模で石油のOMVペトロムを抜いて国内1位に上昇した。ペトロムの売上高は180億9,000万レウだった。
営業利益は19％増の4億2,930万レウ、純益は22％増の3億3,740万レウ（7,620万ユーロ）にそれぞれ拡大した。ダチアはこのうち3億2,090万レウを配当する計画だ。
当期の販売台数は前期より3万4,201台多い34万3,177台だった。うち、新型「ロガン」が10万1,000台（29.6％）、スポーツ多目的車（SUV）の「ダスター」が12万台弱（34.9％）、コンパクトカーの「サンデロ」が11万3,855台（33.2％）だった。
