チェコの自動車保険会社ディフェンド・ファイナンス（Defend Finance）は5月29日、過去1年間の中古車向け故障保険の販売件数が3万5,000件に達したことを明らかにした。
ディフェンド・ファイナンスによると、中古車故障保険は英国など西欧諸国では1970年代から提供されているが、チェコでは最近になってスタンダードになりつつあるという。同社は約80社の中古車ディーラーと協力し、中古車故障保険を販売している。最も販売件数が多い商品は中古車最大手AAAオートが提供している「カーライフ」で、2003年の発売以来40万件を販売し、3万件の保険金請求があった。AAAオートのトポロヴァー最高経営責任者（CEO）は、中古車は故障発生率が高い傾向にあることから保険の掛け金も高くなることが多いが、同社では厳しい品質管理に加えてマーケットリーダーとしてのスケールメリットを活かし、掛け金を業界平均よりかなり低く抑えることに成功したと説明している。
