チェコ統計局（CSU）が6日発表した4月の貿易黒字（速報値）は421億コルナとなり、前年同月から実質で75億1,800万コルナ（21.8％）増加した。輸出が10.8％増の2,978億コルナ、輸入は9.2％増の2,558億コルナだった。
コルナ安により、ユーロ建ての輸出・輸入高はそれぞれ4.2％、2.8％の増加にとどまった。米ドル建てではそれぞれ10.6％。9.0％拡大した。
1－4月期では、輸出が15.6％、輸入が13.3％、それぞれ伸び、貿易黒字は31％増の1,770億6,700万コルナに上った。
「機械、輸送機器」の輸出は184億コルナ（12.7％）増加した。「自動車」が121億コルナ増とけん引した。「電気機械・器具」は27億コルナ、「事務機器、自動情報処理装置」は18億コルナ拡大した。
一方で輸入高は133億コルナ（14.2％）伸びた。けん引したのはやはり自動車で44億コルナの増加。「電気機械・器具」も44億コルナ拡大した。「一般機械・器具」は23億ユーロ、「鉱物性燃料、潤滑油および関連製品」は21億ユーロ、ぞれぞれ増加した。
原油輸入の伸び率は金額ベースで14.9％、数量ベースで14.3％だった。天然ガスは金額ベースで48.8％、数量ベースで35.1％縮小した。
なお、4月の国際収支（速報値）は165億コルナで、前年同月から実質で15億コルナ増加した。輸出が11.2％増の2,664億コルナ、輸入は11.3％増の2,499億コルナだった。（1CZK＝5.05JPY）
