2014/6/11

チェコ・スロバキア

シュコダ自、新型3気筒ガソリンエンジンの生産開始

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダは5月30日、ムラダー・ボレスラフ工場で新型3気筒ガソリンエンジン「1.0 MPI(EA 211シリーズ)」の生産を開始したと発表した。出力は44キロワット(k […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダは5月30日、ムラダー・ボレスラフ工場で新型3気筒ガソリンエンジン「1.0 MPI(EA 211シリーズ)」の生産を開始したと発表した。出力は44キロワット(kW)と55kWの2種類があり、軽量で燃費が良く、二酸化炭素(CO2)排出量の削減に寄与する特徴を持つ。

VWグループの「EA 211シリーズ」には3気筒と4気筒のガソリンエンジンがあり、排気量は1.0~1.6リットルまで4種類がある。シュコダでは2012年末から同シリーズの1.2TSIおよび1.4TSIガソリンエンジンの生産を開始しており、今回、1.0 MPI(MPI=マルチポイントインジェクション)の生産が加わった。MPIは燃料噴射装置の方式の一つで、各シリンダーにインジェクターを配置し燃料を噴射する方式。燃料の噴射量や噴射タイミングを細かく制御できる利点がある。

当該エンジンはシュコダ、セアト、VWブランドの小型車やコンパクトカーに搭載される。