チェコ世帯の貯蓄が増えていることが蘭INGバンクが委託した調査で明らかになった。エネルギー価格と移動通信料金の低下が一因とみられている。
今年第1四半期の平均貯蓄は生活費の3カ月15日分で、前年同期に比べると2週間弱、前期比でも4日分増えた。学歴別では大卒者世帯で5カ月弱、初等学校卒世帯で1カ月半と差が大きい。
INGの貯蓄指数も上昇している。収入に対する貯蓄可能額の比率は29％で、前年同期比で4ポイント、前期比で3ポイント高くなった。学歴による差はここでも大きく、大卒者世帯で42％と高いのに対し、初等教育しか受けていない人の世帯は19％にとどまっている。
調査は無作為抽出方式で行われ、18～60歳の約1,500人の回答を分析した。
