2014/6/11

チェコ・スロバキア

チェコの1-3月期GDP、2.5%増に上方修正

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が4日発表した2014年1-3月期の国内総生産(GDP)改定値は前年同期比2.5%増となり、速報値の2.0%増から上方修正された。また、前期比でも0.4%増と、速報値のゼロ成長を上回った。 項目別に […]

チェコ統計局(CSU)が4日発表した2014年1-3月期の国内総生産(GDP)改定値は前年同期比2.5%増となり、速報値の2.0%増から上方修正された。また、前期比でも0.4%増と、速報値のゼロ成長を上回った。

項目別に見ると、政府支出が前年同期から1.4%拡大。家計支出も1.5%増え、最終消費支出は合わせて1.4%増加した。総資本形成は2.5%増加。在庫品は減少したものの、固定資本形成が5.2%伸びてプラスを確保した。また、輸出と輸入はそれぞれ10.5%の増加だった。

チェコ国立銀行のトミスク副総裁は、国内経済は安定しており、投資だけでなく民間消費も回復基調にあると指摘。「予想していたチェコ経済の回復が始まった。発表されたデータは、我々の成長予想を裏付けるものだ」とコメントした。

今年のチェコの経済成長率は2.5%と予想されている。