ハンガリー中央統計局（KSH）が14日発表した5月の鉱工業生産高（確報値、稼働日調整済み）は前年同月比で6.2％増加し、5カ月連続でプラスとなったものの、上げ幅は4月の6.3％から0.1ポイント縮小した。前月比（稼働日、季節調整済み）では0.2％の減少。
分野別では製造業が2.1％、鉱山・採石業が1.6％の幅で増加した一方、エネルギーは1.8％減少した。
製造業では13部門のうち9部門で伸びた。同業生産高の3割を占める輸送機器（自動車含む）が9.5％増、ゴム・プラスチック・非金属鉱物が10.1％増と好調だった。一方、機械・装置が11.2％減と大きく落ち込んだほか、基礎金属・金属加工品（4％減）、コンピュータ・電子・光学機器（0.2％減）も振るわなかった。
