フジクラ（東京都江東区）は16日、ウクライナのプロジェクトに3年間で6,000万ユーロを投資すると発表した。プロジェクトの一環として同国西部のリヴィウに電子部品およびワイヤーの工場を建設する。
ルーマニアからウクライナに生産施設を移管する計画で、当初は既存施設で生産し、第1フェーズが好調に推移すれば工場を拡張する方針。
第1フェーズでは500万～600万ユーロを投資する計画。従業員数は当初300人を予定しており、状況に応じて3年以内に3,000人に増員する可能性もあるとした。リヴィウ工場では年4,000万ユーロの売上高を計画している。
フジクラは2011年に用地探しを開始し、2013年10～11月にはオフィスや生産施設のリースに関する合意書に署名する段階まで進んでいたが、ウクライナ情勢の悪化を受けて2013年11月にプロジェクトを凍結した経緯がある。
