信用調査機関クレジットリフォームは10日、ドイツの企業倒産件数が今年4万件を突破し、2003年に記録した過去最高（3万9,320件）を更新する可能性があるとの見方を明らかにした。企業の資金繰りが厳しくなり支払い遅延が増加しているため。倒産リスクのある中小企業の割合は08年第1四半期を底に増加が続いており、09年第4四半期に2.3％（1万社中230社）に達した。
\独倒産管財人連盟（VID）も同様の見解で、同連盟のジークフリート・ベック会長は、「大型倒産がここ数カ月ないため、多くの人々は倒産件数が減少に転じると考えているが、実際はその逆で、大型倒産のしわ寄せによる経営破たんの波はこれから到来する」との見方を示した。特に自動車と機械産業、小売業界向けの納入業者・サービス事業者でリスクが高いとしている。
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