欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2010/2/17

総合 - ドイツ経済ニュース

独経済減速、09年第4四半期はゼロ成長に

この記事の要約

連邦統計局が12日発表した2009年第4四半期(10~12月)の独国内総生産(GDP)成長率は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比プラマイゼロとなり、同年第2四半期から2四半期続いたプラス成長はひとまず終止符を打 […]

連邦統計局が12日発表した2009年第4四半期(10~12月)の独国内総生産(GDP)成長率は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比プラマイゼロとなり、同年第2四半期から2四半期続いたプラス成長はひとまず終止符を打った。第4四半期は鉱工業生産・受注が鈍化しており、GDPの減速が予想されていた。ただ、エコノミストの間には統計局の数値は低すぎるとして疑問を投げかける向きもある。

\

09年第4四半期GDPのプラス要因になったのは外需(輸出-輸入)のみで、個人消費と企業投資は落ち込んだという。詳細は24日に発表される予定。

\

統計局によると、今年第1四半期~第4四半期のGDP(季節・営業日数調整値)が09年第4四半期と同水準にとどまっても、2010年通期の成長率は0.5%に達する。09年第1四半期のマイナス成長幅が大きかったため、「統計上のオーバーハング効果(statistischer Ueberhang)」が現れるという。

\