独鉄鋼2位メーカーのSalzgitter（ザルツギッター）は17日、2009年12月通期の最終損益が前年の黒字（10億ユーロ）から4億9,500万ユーロの赤字に転落する見通しだと発表した。設備の評価損のほか、事業再編コストの計上が響いた。痛みを伴うこられの措置と景気回復の効果で2010年は業績が大幅に改善するとしている。
\同社は第1～第3四半期に鉄鋼、鋼管部門などで計3,700万ユーロの評価損を計上。09年通期ではこれを2億6,000万ユーロへと大幅に引き上げた。事業再編コストは7,500万ユーロに上ったという。
\Salzgitterはこれまで、買収と出資を通して事業の多角化を進めてきた。09年決算ではこのうち銅精錬大手Aurubisへの出資がプラスに働いた一方で、買収した機械大手Kloeckner-Werkeは足かせ要因となった。同社は09年決算を3月5日に発表する予定。
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