離婚を前提に結婚するのは慰謝料目当てなど不純な動機を持っている人に限られるだろう。大抵の人は離婚の可能性があることを一般論として分かっていても、結婚を決意した時点で自分に当てはまるとは考えていない。だが、実際には「ふたを開けてみたら絶句」というケースは多く、世の中は離婚に溢れている。幸せな結婚を約束する客観的な指標はないものだろうかと思う人は多いのではなかろうか。
\そうした人々にとっておきの朗報が最近、報じられ、話題となっている。離婚しないカップルの条件がついに突き止められたというのだ。
\この偉大な「発見」をしたのはジュネーブ大学とローザンヌ大学の研究チーム。同チームはスイスで結婚ないし同棲しているカップル1,074組を5年かけて調査。年齢や教育水準、国籍、離婚歴の有無といったファクターと離婚率の相関関係を数値化し、幸せな結婚の方程式を見つけ出した。
\ではその方程式はと言うと！（1）カップルは2人とも過去に離婚・離別の経歴がない（2）男性は女性よりも5歳以上年上（3）女性は男性よりも学歴が高い（4）カップルは男女ともスイス人。この黄金律に従えば、離婚率は大幅に低下すると言うのが研究チームの見解だ。
\ちなみに最悪の方程式は（1）カップル同士の文化的な背景が異なる（2）男性に離婚歴あり（3）男性は女性より2～4歳年上（4）男女とも学歴が低い――だそうだ。これが日本などまったく異なる文化圏に通用するかどうかは定かでない。
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