独自動車大手のDaimlerはこのほど、中国のバッテリー・自動車メーカー、比亜迪汽車（BYD）と中国市場向けの電気自動車（EV）を共同で開発することで基本合意した。中国に技術センターを設け、開発や試験などを行う。共同開発した電気自動車は新ブランドを立ち上げて販売する計画。新ブランドはBYDの現行モデルより上位に、Daimlerのラインアップより下位に位置づける予定。Daimlerはこれまで、超小型車ブランドSmartの電気自動車やMercedes Benz「Aクラス」の電気自動車などの開発を進めてきた。
\一方、BYDは1995年にバッテリーメーカーとして事業を開始、自動車事業には2003年に参入した。これまでにプラグインハイブリッド車「F3 DM」や電気自動車「e6」を開発している。2011年後半には欧州市場に参入する計画で、イタリアとスイスではすでに輸入業者と契約。ドイツでも複数のディーラーと交渉しているという。
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