ドイツ日曜大工・園芸センター連盟（BHB）は2日、ホームセンター業界の2009年国内売上高が前年比2％増の179億ユーロに拡大したと発表した。景気悪化や操短を背景に巣ごもり消費が拡大、自宅のリフォームや園芸で余暇を過ごす人が増えた。今年に入ってからは度重なる積雪の影響で客足が鈍り、1月の売上高は前年同月比4％減と低調なスタートを切ったものの、通期では前年並みの水準が見込めるとしている。
\BHBがケルン国際ハードウエア見本市（Practical World、2月28日～3月3日）の開催に合わせて発表した統計によると、木材／樹脂、壁紙（クロス）／フローリング、インテリア用品が低調だった一方、植物、グリル用品、ガーデン家具・用品で売り上げが大きく伸び、ペンキ、刷毛（はけ）、機械・工具、バス・トイレなどの水回り関連も好調だった。BHBのヴュスト事務局長は「多くの人にとって風呂は疲れをいやすウェルネスのアイテムに昇格している」とコメントした。
\BHBと市場調査機関GfKの調べによると、国内のホームセンター店舗数は2,455軒、総売り場面積は1,400万平方メートルに上る。市場は「ほぼ飽和状態」だが、ホームセンター大手各社は売上増とシェア獲得を目指し、今後も新規開店を積極的に進める方針だ。
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