独連邦議会は19日、2010年度予算案を与党の賛成多数で可決した。戦後最悪の不況を受け新規債務を過去最高の2倍の802億ユーロに引き上げたのが最大の特徴。ショイブレ財務相は危機への対応には巨額債務が不可欠だと述べ理解を求めるとともに、2011年度からは歳出削減に本腰を入れる意向を表明した。2010年度予算案は連邦参議院で26日に決議され成立する見通しだ。
\予算総額は3,195億ユーロで、そのうちの約45％（1,432億ユーロ）を労働・社会保障関連が占める。公的年金の政府補助金が約800億ユーロで最も大きい。労働・社会保障に次いで額が多いのは国債の利払い費（389億ユーロ）。3位は防衛費（311億ユーロ）となっている。
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