フォークリフト大手の独Jungheinrich（ハンブルク）が14日発表した2009年12月期決算の営業損益（EBIT）は7,200万ユーロの赤字となり、前期の黒字（1億2,200万ユーロ）から悪化した。特別費8,000万ユーロの計上が影響。税引き後利益も前期の黒字（7,700万ユーロ）から5,500万ユーロの赤字に転落した。
\売上高は22％減の16億7,700万ユーロに縮小した。国外が24％減と後退幅が大きく、国外売上比率は2ポイント低下し72％となった。国内売上の減少幅は16％。部門別では新車販売の減収幅が最も大きく、34％減少した。リース・中古車は8％減、アフターセールスは4％減と落ち込みが比較的小さい。
\新規受注高は16億5,400万ユーロで、前期から23％減少。12月末時点の受注残高は14％減の2億800万ユーロに後退した。
\今年は需要が回復しており、1-2月期の新規受注高は前年同期比4％増の2億6,500万ユーロに拡大した。2月末時点の受注残高は11％増の2億3,000万ユーロに上っている。
\一方、売上高は2億3,000万ユーロで、前年同期から8％減少した。比較対象の09年1-2月は金融危機が深刻化する以前の受注が残っていたという事情がある。
\経営陣によると、2010年12月期決算の売上高と受注高は控えめに見積もっても17億ユーロまで回復する見通し。EBITも黒字転換するという。
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