独キッチン家具メーカーの業界団体AMKがこのほど発表した2009年の業界売上高は85億ユーロで、前年に比べ4％減少した。経済危機の影響を受け国外販売が大きく縮小、全体の足を強く引っ張った。今年は少なくとも前年水準を確保すると予想している。
\09年の業界売上に占める輸出の割合は42％となり、前年から10ポイント低下した。これまで建設ラッシュにわいていたスペインなどで住宅バブルが崩壊したため、キッチン家具の輸出も落ち込んだ。一方、個人消費が底堅く推移した国内では、システムキッチンの平均価格（小売りベース）が5,550ユーロに達し、4年連続で上昇した。
\今年は国外ではアジアやトルコ市場などがけん引役となる見通し。国内についても使用歴15年以上のキッチンが1,000万セット以上あるため、AMKは交換需要に期待を寄せている。
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