3月に倒産した自動化機器メーカーRohwedder（バーマティンゲン）に対しコンスタンツ区裁判所は1日、法的処理手続きの適用申請を承認した。管財人のフォルカー・グループ氏は6月末までに売却交渉をまとめ上げる意向だ。
\買収には計8社が関心を示し、そのうち2社は一括買収、残り6社は工場や子会社などの部分買収を目指している。一括買収を打診するのは国際的に活動する北米の機械大手と英国の投資会社。管財人は売却先の選定に当たって一括買収を特に優先する考えはなく、資産を分割して売却した方が破産財団が大きくなり、債権者の利害にかなうとしている。
\売却に際しては生産に必要な機械や工場、備品などの資産を売却先の企業が設立する新会社に移管するアセット・ディール方式を採用する考え。これにより総額5,500万ユーロの負債は全額、旧会社Rohwedderに残存することになる。新会社に移籍できる従業員は一部で、残りは整理される。
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