ポイントカードPaybackを運営する独Loyalty Partner（ミュンヘン）がインドの同業I-Mintを買収する。印小売市場が急速に成長していることを踏まえ、ポイントカードの将来性も高いと判断した。
\Loyalty Partnerは印投資ファンドPeepul Capitalと共同でI-Mintの株式87％をインド最大の民間銀行ICICIから譲り受ける。取引金額は非公開。『ファイナンシャル・タイムズ（ドイツ版、FTD）』によると、2,800万ユーロ。ICICIはI-Mint株を今後も10％保持する。
\インドの小売市場には現在、小規模事業者がひしめいており、ポイントカードの利用範囲は限られている。ただ、最近は大手小売店が中小都市への進出に取り組んでおり、ポイントカードの需要拡大が期待できるという。
\I-Mintのパートナー企業は現在1,500社。利用者はインドの30都市で計950万に上る。
\Loyalty PartnerはPayback事業を1999年にスタートさせた。パートナー企業は340社で、カード発行枚数は2,460万枚に上る。昨年はポーランド市場への進出を果たした。将来的には世界最大手となることを目指している。
\
