ドイツ連邦経済省が7日発表した2011年4月の製造業受注高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.8％増（暫定値）となり、3月の同2.7％減（修正値）から大幅に改善した。国外受注が3.4％増加、特にユーロ圏外は5.3％の伸びを記録した。ユーロ圏は0.7％増、国内は2.1％増だった。
\部門別では投資財の伸び率が最も大きく4.9％に達した。ユーロ圏外が8.9％拡大、ユーロ圏は2.6％増にとどまったものの国外全体で6.6％の伸びとなった。国内は2.4％増だった。
\消費財も3.6％増と伸び率が大きかった。国内が3.9％増、国外が3.4％増で、国外の内訳はユーロ圏が1.6％増、ユーロ圏外が5.5％増だった。
\中間財は0.3％減とやや落ち込んだ。国内は1.7％増加したものの、国外が2.6％減少し足を引っ張った格好。国外の内訳はユーロ圏が2.4％減、ユーロ圏外が2.9％減。
\大型受注による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較をみると、3～4月は前の期の1～2月を0.4％下回った。国内が0.5％減、国外も0.3％減。国外はユーロ圏が0.7％増えたものの、ユーロ圏外が1.1％落ち込んだ。
\部門別では投資財が1.2％落ち込んだ。消費財と中間財はそれぞれ1.2％、0.3％の幅で増加している。
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