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2011/6/8

総合 - ドイツ経済ニュース

第1四半期輸出、トルコ・ロシア向けが大幅増

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が1日発表した2011年第1四半期の輸出入統計によると、輸出総額は2,608億ユーロで、前年同期から18.8%増加した。欧州連合(EU)域外向けが22.3%増の1,031億ユーロと好調で全体をけん引。特に […]

ドイツ連邦統計局が1日発表した2011年第1四半期の輸出入統計によると、輸出総額は2,608億ユーロで、前年同期から18.8%増加した。欧州連合(EU)域外向けが22.3%増の1,031億ユーロと好調で全体をけん引。特にトルコとロシア向けはそれぞれ56.3%増の52億ユーロ、42.6%増の74億ユーロと大幅に拡大した。

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EU向けは16.6%増の1,577億ユーロ、ユーロ加盟国向けも14.7%増の1,066億ユーロと伸び率が平均を下回った。EU加盟国向けで輸出率が大きく伸びたのはスロバキア(30.9%増の26億ユーロ)、ポーランド(26.5%増の106億ユーロ)、チェコ向け(23.8%増の74億ユーロ)。財政破綻の危機に直面するギリシャは12.6%減の13億ユーロへと後退した。

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輸入総額は2,200億ユーロで、前年同期を20.9%上回った。EU域外が23.7%増と伸び率が大きく、EUは18.8%増、ユーロ圏は17.7%増だった。国別ではフィンランド(41.7%増の17億ユーロ)、インド(38.8%増の20億ユーロ)、ロシア(35.8%増の95億ユーロ)、ブラジル(35.7%増の26億ユーロ)からが特に大きく拡大した。アイルランドとギリシャはそれぞれ6.0%減の34億ユーロ、3.7%減の5億ユーロと後退している。

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