ドラッグストア大手の独dm-drogerie markt（カールスルーエ）は20日、小規模電力事業者Elektrizitaetswerke Schoenau Vertriebs GmbH (EWS)が発電したエコ電力の販売仲介を国内の1,200以上の店舗で開始すると発表した。環境に優しい電力への乗り換えを促進する狙い。同社はLichtblick社のエコ電力についても4月から販売を仲介しており、これまでに800人以上の顧客が契約を結んだという。
\EWSのエコ電力に切り替えるにはまず、dmの店舗で1.95ユーロのスターターキットを購入する。スターターキットには郵便料金がすでに払い込まれたEWSの申込書が含まれており、顧客は申込書とこれまで利用してきた電力会社の料金請求書をEWSに郵送するだけで、契約先の電力会社を変更できる。スターターキットの料金1.95ユーロは初年度の料金の一部として清算されるため、顧客は契約先の変更に伴うコストを一切負担しない。
\EWSは原子力発電に反対する西南ドイツの小村シェーナウの市民が1994年に設立した電力会社で、顧客数は現在12万を超える。dmも国内店舗の半数以上で同社のエコ電力を利用している。エコ電力は技術監査機関TUEV Nord／Hamburgの認証を受け、商品評価機関からも高い評価を得ている。
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