高級キッチン用品メーカーのWMF（ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲ）は、小型家電事業を強化し、2014年までに同製品の売上高を1億5,000万ユーロに拡大する計画だ。同社のトルステン・クラップロート代表取締役が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙とのインタビューで明らかにした。
\クラップロート代表取締役によると、まずは小型白物家電市場の70％を占めるコーヒーメーカー、トースター、電気ケトルの3製品を強化する。従来通り高級志向の男性消費者をターゲットにするため、価格設定は変更しない。
\一方、同社は2008年に小型家電メーカーの独Petra electric GmbH、10年にも蘭Princess Holding B.Vを買収した。また、家電量販大手のSaturn-Media-Holdingの85店舗で自社製品コーナーを設けるなど、販売網を拡大し、新規顧客の開拓を進めている。
\同社の売上高は昨年9億200万ユーロに達した。今年は同10億ユーロに拡大するという中期目標を達成する見通し。売上高営業利益率も6.5％に上昇すると予想している。
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