ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年6月の生産者物価指数は前年同月を5.6％上回った。上げ幅は依然大きいものの、2カ月連続で縮小。直近のピークである4月（同6.4％）からは0.8ポイント低下した。前月比の変動率は＋0.1％だった。
\生産者物価を最も強く押し上げたのはエネルギーで、前年同月比9.9％の上昇（前月比は－0.1％）となった。エネルギーを除いたコアの物価上昇率は3.7％（同＋0.2％）。
\石油製品の上げ幅は15.4％（－0.6％）だった。各製品の内訳は灯油が22.6％（＋4.2％）、液化ガスが15.5％（－7.8％）、軽油が14.4％（＋1.5％）、ガソリンが9.0％（－2.5％）。天然ガスと石油はそれぞれ14.5％（＋0.1％）、5.7％（＋0.2％）の幅で上昇した。
\中間財は5.7％上昇した（前月比＋0.3％）。上げ幅は金属と化学基礎原料でそれぞれ8.9％（＋0.1％）、8.0％（＋0.5％）と大きく、樹脂製品も4.4％（＋0.2％）に上った。穀物粉は同54.1％（－0.6％）を記録している。
\消費財は3.9％上昇した（＋0.3％）。耐久消費財は上げ幅が1.8％、投資財も同1.3％にとどまった。
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