ドイツ連邦統計局が7月29日発表した2011年6月の国内小売売上高（自動車販売店を除く。暫定値）は前年同月を名目で0.5％上回ったものの、インフレ率を加味した実質では1.0％減少した。移動祝日の関係で営業日数が2日少なかったことが反映された格好。季節要因と営業日数を加味した前月比の変動率は名目が6.1％増、実質（物価調整値）も6.3％増となり、1994年以来の大きな伸びを記録した。
\前年同月比の変動率を部門別でみると、非食料品店が名目でマイナス1.3％、実質でもマイナス1.7％と振るわなかった。特に繊維・衣料品・靴・革製品店と家具・家電・DIY用品店はそれぞれ実質4.1％減、3.4％減と大きく落ち込んでいる。食料品は名目が2.3％増、実質が0.1％減だった。
\11年1～6月の累計は名目が前年同期比で2.9％増加、実質も1.3％の伸びを記録した。
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