ドイツ連邦統計局が7月27日発表した同月の消費者物価指数（速報値）は前年同月比の上昇率が2.4％となり、前月の同2.3％を0.1ポイント上回った。これまで同様、エネルギーが水準を大きく押し上げており、エコノミストの間ではインフレ率が年末までに3％に達するとの見方が強い。好景気を背景に製造コストなどの上昇分を川下に転嫁しやすいという事情がある。
\7月の消費者物価は前月比でも0.4％の大幅上昇となった。バカンスシーズンに入ったことで、ホテルの宿泊料やツアー料金が上昇したことが大きい。
\欧州連合（EU）基準の物価上昇率は前年同月比で2.6％となり、欧州中央銀行（ECB）が警戒水準とする2％を大きく上回った。前月比の上げ幅も0.5％に上っている。
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