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2011/8/10

経済産業情報

独保険大手が独自の料金比較サイト立ち上げ

この記事の要約

独保険大手3社を大株主とする料金比較サイト運営会社Aspect Online(アウグスブルク)が保険料金を対象とした新サイト「transparo.de」を9月から本格始動する。『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FT […]

独保険大手3社を大株主とする料金比較サイト運営会社Aspect Online(アウグスブルク)が保険料金を対象とした新サイト「transparo.de」を9月から本格始動する。『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙が報じ、同社が追認した。仲介料金を抑えることで検索・比較できる保険商品の数を拡大し、国内最大手Check24を追撃する。

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Aspect Onlineは保険、金融、電力・ガスなどの料金の比較情報を提供するポータルサイト。サービス利用は無料で、運営費は同サイトを通して契約を獲得した保険会社などが支払う仲介手数料で賄っている。

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FTD紙によると、Aspectは保険比較サイトで国内市場2位につけ、オンライン契約者の割合が最も高い自動車保険で昨年は8万件を仲介した。ただ、Check24は同45万件と、市場シェアには大きな開きがある。

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保険大手HUK Coburg、Talanx、WGVの3社からなるコンソーシアムは今年4月、Aspectと戦略提携することで合意。6月に筆頭株主となった。

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保険大手が戦略提携先を通して独自の料金比較サイトを開設する背景には、比較サイト経由で契約を結ぶ消費者の増加に伴い、サイトに支払う仲介手数料負担が増えていることがある。Check24は契約1件につき平均80ユーロの手数料を徴収しているとされ、HUKは「料金が不当に高い」として、同サイトへの自社保険商品の掲載を拒否している。HUKなど3社はCheck24の競合サイトを投入することでサイト間の競争を加速。仲介料金を低下させ、新たな顧客の獲得も狙う。

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