ドイツ連邦カルテル庁がマットレスメーカーと流通業者を対象に家宅捜査を実施していたことが分かった。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』が同庁やメーカーへの取材をもとに5日報じたもので、メーカーは流通業者に対し最低販売価格を強要していたという。
\カルテル庁は2日、国内6州の計9カ所を対象に立ち入り調査を実施し、証拠書類などを押収した。HB紙の問い合わせに対し、マットレスメーカーのMalieとTempur、Fey & Co、Schlaraffiaの4社は立ち入り調査を受けた事実を認めている。
\カルテルではメーカーが要求する最低価格を受け入れた流通業者にメリットを供与する一方で、拒否した業者に対しては不利な取り扱いをしていた。捜査は不利益を被った業者の通報を受けて始まったとみられている。
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