ドイツ連邦統計局が18日発表した2011年10月の生産者物価指数は前年同月比を5.3％上回った。上げ幅は4月の6.4％をピークに縮小傾向にあるものの、依然として大きい。エネルギーが全体を強く押し上げており、エネルギーを除いたコアの上昇率は2.8％だった。生産者物価の前月比の変動率は＋0.2％だった（エネルギーを除くと－0.1％）。
\エネルギー価格の上昇率は前年同月比で18.7％に上った（前月比の変動率は＋0.7％）。灯油が33.5％（同＋4.9％）に達し全体を強く押し上げた格好。軽油は17.7％（＋1.8％）、ガソリンは12.0％（－1.2％）、天然ガスは16.1％（＋2.9％）、電力は6.0％（－0.4％）だった。
\中間財は3.2％上昇（前月比－0.7％）。化学基礎原料が7.3％（同＋0.3％）、ゴム・樹脂製品が4.3％（＋0.3％）の幅で高くなった。金属は1.4％増（－3.8％）。非鉄金属は前年同月比が0.3％減で、前月比は7.6％の大幅低下となった。
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