首都ベルリン州の社会民主党(SPD)とキリスト教民主同盟(CDU)は16日、連立政権を樹立することで合意した。9月の州議会選挙で第1党の地位を維持した中道左派のSPDは当初、環境政党・緑の党と連立する予定だったが、アウトバーンA100号線の拡張に緑の党が反対したため交渉を中止。中道右派の大政党CDUと政権協議を進めていた。
\新政権は州経済の活性化と財政健全化、住宅不足の解消に取り組む方針で、財政赤字の削減に向けては土地収得税を引き上げるほか、宿泊税を導入する。また住宅事情の緩和に向けては公営住宅3万軒の新設を予定している。
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