ドイツ連邦統計局が25日発表した2011年10月の輸入物価指数は前年同月比で6.8％増加した。上げ幅はピーク時の昨年12月（12.0％）から大幅に下がっているものの、依然として大きい。エネルギー価格が高騰し、全体を強く押し上げた。前月比の輸入物価変動率は－0.3％で、2カ月ぶりにマイナスとなった。
\エネルギー価格は前年同月比で28.1％上昇した（前月比の変動率は＋1.2％）。分野別の上げ幅は原油が32.1％（同－2.0％）、石油製品が26.6％（－1.2％）、天然ガスが27.9％（＋11.3％）。エネルギーを除いたコアの輸入物価変動率は＋3.8％だった（前月比は±0％）。
\金属・鉱石をみると、鉄鉱石の価格は16.0％上昇した（前月比－1.7％）。非鉄金属鉱石は4.3％低下（同－8.0％）。粗鉄・鉄鋼・鉄合金は＋1.2％（－1.9％）、非鉄金属（半製品を含む）は＋2.5％（－5.8％）だった。
\飼料と樹脂はそれぞれ23.8％、7.0％の幅で上昇した。前月比は飼料が＋2.1％、樹脂が－0.8％。
\一方、輸出物価指数は前年同月比が3.0％上昇、前月比は0.2％下落した。
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