Ifo経済研究所が24日発表した2011年11月のドイツ企業景況感指数は106.6（2005年＝100）となり、前月の106.4から0.2ポイント上昇した。同指数の改善は5カ月ぶり。今後6カ月の見通しを示す期待指数が前月の97.0から97.3へと0.3ポイント上昇した。現状判断指数は横ばいの116.7となったものの、依然として高水準を保っている。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツ経済は国際的な経済の混乱のなかで比較的良好な状況を依然として保っている」との見方を示した。
\部門別でみると、建設業は4カ月ぶりに改善。現状判断と期待指数がともに上昇した。卸売業は現状判断がやや悪化したものの期待指数が改善し、全体でも前の月を上回った。小売業は現状判断がやや微増、期待指数が微減となり、トータルではやや落ち込んだ。製造業は現状判断と期待指数がともに悪化したものの、現状判断は高水準を保っているという。
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