ドイツの旅行業界が好調だ。独旅行連盟（DRV）がこのほど発表した2010／11年度（10年11月〜11年10月）のツアー・オペレーターの売上高は前年比9％増の233億ユーロとなり、08年に記録した過去最高（218億ユーロ）を更新。代理店（インターネット販売を含む）の売上高も9.5％増の225億ユーロと大きく拡大した。ユーロ危機や財政危機などの影響は出ていない。2011／12年度の成長率は2〜3％を見込む。
\需要が高まった旅行先はスペイン、ギリシャなどの南欧諸国やモルディブ、北米だった。南欧旅行増加の背景には北アフリカの政情不安がある。一方、オーストラリアや南アフリカなどの遠隔地への旅行は1月に導入された航空税の影響で減少した。
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