武田薬品工業は18日、海外連結子会社で人員削減を実施すると発表した。欧州の同業Nycomedの買収に伴う措置で、事業の重複がある欧米を中心に2,800人を整理する。実施期間は今月から2016年3月末まで。
\欧州では研究開発、販売、一般管理の分野で約2,100人を整理する。最も大きな影響を受けるのは両社の業務の重複が多いドイツで、コンスタンツの研究開発拠点は閉鎖し、ヴィリングフーゼンにあるIPSA研究センターは売却先を模索。またアーヘンにある営業・一般管理拠点は閉鎖し同地とコンスタンツの営業機能はベルリンの新拠点に全面移管する。コンスタンツは今後、一般管理業務に特化する。医薬情報担当者（MR）は約400人を削減する。ドイツでは計1,200人が影響を受ける。
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