キャッシュディスペンサーやPOSシステムを手がける独Wincor Nixdorf(パーダーボーン)が23日発表した2011年10-12月期(第1四半期)決算の売上高は前年同期比4%減の6億800万ユーロへと後退した。欧州債務危機の影響で銀行向け事業の業績が大きく悪化。営業利益(EBITAベース)と最終利益もそれぞれ22%減の4,000万ユーロ、26%減の2,500万ユーロへと落ち込んだ。
\銀行向け事業の売上高は3億9,100万ユーロで、10%縮小した。EBITAは34%減の2,700万ユーロへと後退している。一方、小売店向け事業は売上高が9%増の2億1,700万ユーロに拡大、EBITAは30%増えて1,300万ユーロに達した。
\経営陣は景気の先行き不透明感を理由に2012年9月通期の業績予測を提示しなかった。
\