ドイツ製紙事業者連盟（VDP）が23日発表した2011年の業界生産高は2,269万トンとなり、前年比で1.6％減少した。印刷用紙が4.0％減の963万トンへと大きく落ち込んだことで全体が押し下げられた格好。印刷用紙業界を取り巻く環境は厳しく、業界再編が加速しているという。
\印刷用紙以外の生産高をみると、規模が最も大きい包装用紙は0.1％増の1,021万トンへと拡大。また、衛生用紙は2.1％増の137万トンと最も大きな伸びを記録した。雑種紙は147万トンで、0.3％減少した。
\販売高は1.9％減の2,262万トンへと落ち込んだ。国内販売は1.5％減の1,248万トン、国外は同2.4％減の1,014万トンで、国外は欧州域外が5.0％減の136万トンと大きく後退した。
\業界売上高は7％増の153億ユーロへと大幅に拡大した。原料・エネルギー価格の高騰が背景にあり、業界各社は利益を圧迫されているという。
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