ペーター・ラムザウアー連邦交通相は2月28日、交通違反点数制度の改革に向けた原案を発表した。複雑な現行制度を簡略化することで透明性を高めるとともに、所轄機関である連邦陸運局（KBA）の負担を軽減することが主な狙い。違反内容によって7段階に分かれている現行の点数区分を2段階に削減するとともに、免許取り消し処分となる点数を現在の18点から8点に引き下げることなどを骨子としている（表参照）。
\現行制度では秩序違反に対し1～4点、刑事罰に対して5～7点の違反点数が課せられる。点数が合算される期間は秩序違反で2年、刑事罰で5年ないし10年だが、累積期間中に新たに違反を起こした場合は、時効までの期間が2年延長される。また、交通安全セミナー参加による点数軽減の措置もあり、データを管理するKBAの負担が増えている。
\新制度では点数を1～2点の2段階にするほか、時効期間延長・点数軽減措置を全て撤廃する考えだ。
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