Siemensと米投資会社Goresの合弁会社であるネットワーク機器大手のSiemens Enterprise Communications（SEN、ミュンヘン）が年内にも株式公開（IPO）を実施する見通しだ。同社のハミド・アクハーファン社長がロイター通信に明らかにしたもので、市場環境が悪化しなければ年末に実施するとしている。
\同社は2008年、Siemensが業績不振の企業向け通信機器事業をGoresとの合弁会社に移管する形で設立した企業で、出資比率はSiemensが49％、Goresが51％。両社とも時機をみてSENから資本を引き上げる考えとみられる。アクハーファン社長によると、両社が放出するSEN株は計50％未満にとどまるもよう。
\IPOは米国で実施する考え。ハイテク企業がドイツよりも高く評価されているというのが理由だ。同社長は株式市場進出のメリットとして、株式交換方式を利用した他社買収が可能になることを挙げた。
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