家電修理サービスのTechnik Service 24（TS24、メットマン）が2月に倒産していたことが12日付『ハンデルスブラット（HB）』紙の報道で分かった。同社は通販大手Ottoの元子会社で、投資会社Elbe Partnersが2009年7月に買収。TS24の役員となったElbe Partners経営者の乱脈経営が経営破たんを引き起こした疑いが浮上している。
\TS24は経営不振が続いていたため、Ottoはわずか1ユーロでElbe Partnersに売却した。売却に際しては債権1,200万ユーロを放棄したほか、資本金500万ユーロを付与。また、500万ユーロの融資も行った。オットーの広報担当者はHB紙に対し、TS24の財務は譲渡の時点で健全だったと明言している。
\TS24の社長となったElbe Partnersのラーミン・ガリバフ社長はTS24の実務に全く関与していなかったにも関わらず、月2万ユーロの報酬を受けていたうえ、ホテルの宿泊費や交通費をTS24に負担させていた。また、Elbe Partnersの他の役員も会議費用などの名目で年に1万3,000ユーロを受け取っていた。TS24はこの間、黒字を一度も計上していない。このため、Elbe Partnersは資産目当てでTS24を買収した疑いが出ている。
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