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2012/3/14

企業情報

Starbucks―カプセルコーヒーで独社と提携―

この記事の要約

コーヒーチェーン世界最大手の米Starbucksは9日、カプセルコーヒー事業で独食品大手Kruegerと戦略提携したと発表した。カプセルコーヒーと専用マシンを共同開発し、年内にも自社の新ブランド「Verismo」として売 […]

コーヒーチェーン世界最大手の米Starbucksは9日、カプセルコーヒー事業で独食品大手Kruegerと戦略提携したと発表した。カプセルコーヒーと専用マシンを共同開発し、年内にも自社の新ブランド「Verismo」として売り出す計画だ。

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Kruegerは1971年の設立で、インスタントコーヒーなどをOEM生産。2年前からは自社ブランドのカプセルコーヒー「K-fee」を展開している。だが、Nespressoなど先行する競合ブランドの勢力が強く、販売は低迷している。従業員数は4,000人で、昨年の売上高は16億ユーロだった。世界に1万7,000カ所ものチェーン店を持つStarbucksとの提携により、販売を大幅に拡大できると期待している。

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VerismoはK-feeをベースに開発する。一般的なコーヒーのほか、エスプレッソやラテマキアートも作れるのが特徴だ。

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Starbucksはカプセルコーヒー分野ですでに米Green Mountainと提携しており、今後も継続するとしている。Green Mountainのマシンでは通常のコーヒーしか作れない難点がある。

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